草津温泉は、わざわざ足を運ぶ価値があるのでしょうか。集めた投稿と口コミで見るかぎり、答えはおおむね「ある」です。海外からの旅行者の投稿では、111件中93件で書いた人が旅に満足していました。湯畑についての日本人の口コミも、249件中199件が好意的な内容でした。湯畑は、湧き出したばかりの源泉を木の樋に流して冷ます場所で、お風呂として入ることはできません。そこから歩いて数分のところに、無料で入れる共同浴場が3つと、長い板で湯をかき混ぜて冷ます湯もみを見せる熱乃湯があります。東京からは特急で約2時間20分、駅からバスに乗り継いで約25分です。直行の高速バスなら4時間あまりかかります。東京へ戻る特急の最終は夕方を待たずに出てしまうので、日が暮れてライトアップされた湯畑を見たいなら、1泊するのがいちばん簡単です。
草津が湯を水で薄めずに冷ます理由と、500年をこえる湯の歴史
草津の町の真ん中では、地面から湯がそのまま湧き出しています。その湯は52.7℃、湧く量は毎分4,000リットルを超え、pHは2.1です。湧いたままでは熱すぎて、とても入れません。手っとり早く冷ますなら水を足せばすみますが、草津では昔から、それをできるだけ避けてきました。水で冷ますと温泉の効き目が薄れてしまう、というのが町で語られてきた理由です。そのかわりに別の冷まし方をいくつも工夫してきて、多くは町を歩けばだれでも目にできます。
湯を冷ます仕事は、温泉街の中心にある湯畑から始まります。湯畑は2017年に国の名勝に指定されました。草津ならではの温泉文化を表す風景であることが、指定の理由です。
草津の湯は、500年以上前からほめられてきました。1491年には、もとは禅僧で詩文を書いた万里集九(ばんりしゅうく)が、日本で最もすぐれた温泉として草津・有馬・湯島(いまの下呂)の3つを挙げています。江戸時代には、草津の湯が江戸幕府八代将軍の徳川吉宗に献上されました。1726年と1743年のことです。東京で医学を教えていたドイツ人医師のエルヴィン・フォン・ベルツは、1878年に初めて草津を訪れ、その後も何度も足を運んで、湯の質や土地に伝わる入り方を調べました。
草津町が1979年に定めた町民憲章の中心には、「歩み入る者にやすらぎを 去り行く人にしあわせを」という一文があります。ドイツのローテンブルクにある町の門(シュピタール門)に刻まれたラテン語の銘を、画家の東山魁夷が訳した言葉です。湯畑の脇の熱乃湯では、いまも演者たちが「草津よいとこ 一度はおいで」で始まる民謡の草津節を歌っています。湯畑についての日本人の口コミ249件のうち13件では、書いた人が以前にテレビで湯畑を見ていたことに触れていました。そのうち、じゃらんに口コミを書いたひとりは「テレビでよく見る湯畑を初めて生で見ることが出来ました。想像していた以上に大きく…」と振り返っています。
現地での歩き方
ステップ1:湯畑
草津温泉バスターミナルから湯畑までは、歩いて5分ほどです。TripAdvisorに投稿した海外の旅行者は、町の様子をこう書いていました。「この小さな町はどこへ行っても硫黄のにおいがしますが、しばらくすると慣れます。中心の広場は湯畑で、まわりには面白いお店がいくつかと、温泉ホテルが2、3軒あります。」石の柵の前に立ったら、湯畑の上の端、湯が湧き出すところから流れを目で追ってみてください。湯を流す木の樋(湯樋)が7本並んでいて、1本の長さは約40m、樹齢150年以上の赤松でできています。こうした湯樋は19世紀の終わりごろからここにあり、ときどき新しいものに付け替えられています。湯樋を流れるあいだに湯気が立ちのぼり、湯の熱は空気に逃げていきます。
湯に含まれる成分は、湯樋の木にたまっていきます。2か月に一度、湯の流れを止めて、このたまったものを手作業でかき取ると、小さな容器で約6,000個分になります。これが湯の花で、湯の花がとれる畑なので「湯畑」と名づけられました。草津のお店では、家のお風呂に入れて楽しめるように、容器に詰めた湯の花を売っています。ラベルには、金属を腐食させるおそれがあると書かれています。

湯畑のいちばん下では、湯が岩肌を滝になって流れ落ち、青緑色の滝つぼにたまります。これが湯滝です。岩についている緑色のものは、強い酸性の湯の中で育つ珍しい藻です。湯はここから管を通って、無料の共同浴場のひとつである千代の湯や、町のあちこちの旅館のお風呂へ送られます。湯畑そのものには入れませんが、送られた先のお風呂でなら、この湯につかることができます。湯畑のそばで湯に触れるなら、湯けむり亭の足湯で足だけ浸してみてください。
石の柵に沿って、湯畑をぐるりと一周してみましょう。柵の石柱には、草津にゆかりのある100人の名前が刻まれています。武将や僧、俳人や歌人、画家、首相、映画俳優まで顔ぶれは幅広く、ベルツ博士とその妻・花の名前もあります。いまの石柵は1975年に、芸術家の岡本太郎が代表を務めていた研究所の設計でつくられました。源泉の近くには、将軍に献上する湯をくみ上げた場所を示す枠も残っています。じゃらんに口コミを寄せた日本人は、名前と訪れた年を読みながら一周するのが面白かったと振り返り、「源泉を加水せずに入れる温度にした昔の人の知恵に脱帽する。」とつづっています。
湯畑には無料の足湯が2か所あり、24時間いつでも使えます。湯けむり亭は湯樋の脇に建つ檜造りのあずまやで、江戸時代にこの場所にあった共同浴場を再現して建てられました。もうひとつの滝の湯は、湯滝の前にあります。足を入れる前に、まず手で湯の熱さを確かめてください。足をふく小さなタオルもあると便利です。湯畑の脇の足湯については、Google マップに投稿した海外の旅行者も「お湯が本当に熱い」と書いています。湯畑全体を上から眺めるなら、源泉を見下ろす高台にある光泉寺の石段を上ってみましょう。
ステップ2:熱乃湯の湯もみの板
熱乃湯は湯畑に面して建っています。2階建ての建物は2015年に大正時代(1910〜1920年代)の趣で建て直されたもので、中は2階まで吹き抜けになっていて、木の香りがします。床の真ん中には源泉を張った低い木の湯船があり、その上に長い板が渡してあります。ここで演者たちが見せるのが湯もみです。草津に昔から伝わる、手で湯を冷ます方法です。
板の長さは約180cmです。演者たちは並んで板を湯に差し入れ、草津の民謡や「チョイナ、チョイナ」の掛け声に合わせて、何度も湯をかき返します。そうやって、人が入れる温度になるまで湯を冷ましていきます。熱乃湯の説明では、湯をもむと湯の肌ざわりもやわらかくなり、入浴前の準備運動にもなります。

ショーになる前の湯もみは、ある入浴法の最初の手順でした。明治時代(1868〜1912年)に形が定まった時間湯という入り方で、熱乃湯では「伝統湯」と呼んでいます。入る人たちがまず湯をもみ、手桶で頭から30杯以上の湯をかぶってから、まとめ役の号令に合わせて一斉に湯船に入ります。湯につかるのは3分で、次の号令でそろって上がります。これを1日4回くり返すのが時間湯です。
熱乃湯の「湯もみと踊り」ショーは1960年から続いています。短い映像に始まり、草津節に合わせた踊り、湯もみの実演と進んで、最後は草津湯もみ唄に合わせた踊りと湯もみで締めくくります。混み合う日には、決まった時間のほかに公演が加わることもあります。じゃらんに口コミを書いた日本人のひとりは、子どもと一緒に湯もみを見に行きました。子どもはすごかったと話していたそうです。その人が驚いたのは行列で、「始まる前にあんなに並ばなきゃいけないのは初めてでした。」と書いています。じゃらんには、それほど楽しめなかったという別の日本人の口コミもあります。「お土産はお饅頭ばかりでバラエティに富んでなかったです。湯もみショーはそれほど面白くは感じなかったです。」
日曜と月曜のお昼どきには、旅行者が自分で板を持って、湯もみを体験することもできます。
ステップ3:最初のひと風呂
草津町は、住んでいる人のために町のあちこちに19か所の共同浴場を設けていて、地元の人たちが管理しています。そのうち3か所は、旅行者も無料で入れます。湯畑のすぐ脇の白旗の湯、湯畑から歩いて2分の千代の湯、3分の地蔵の湯です。どれも簡素な浴場で、鍵のかかるロッカーはありません。タオルは自分で持っていき、貴重品は置いていくのが無難です。
共同浴場の湯は近くの源泉から引いていて、熱めです。入る前にかけ湯をし、タオルは湯船に入れず、話し声は小さめにします。脱衣所に戻る前には、体を軽くふいておきましょう。熱すぎると感じたら、入っている人にひとこと断ってから水を少しだけ足し、源泉の注ぎ口は止めずにおきます。草津の観光団体は、こうしたお願いの理由を、あとから入る人も気持ちよく湯を楽しめるように、と説明しています。町が共同浴場について作ったポスターには、湯につかった地元の人が旅行者に「どこから来ました?いい風呂でしょう。ゆっくりしていきなさいな。」と声をかける場面が描かれています。そのポスターでは共同浴場を、地元の人たちが昔から守ってきた「財産」と呼び、感謝の気持ちで楽しんでほしいとお願いしています。知らない人と同じ湯に入るのが不安なら、お風呂で日本人が実際に何を思っているかをまとめた記事も読んでみてください。
草津の湯は強い酸性です。町の説明では、昔ながらの五寸釘(約15cm)を湯川に入れておくと、10日ほどで溶けてなくなってしまいます。草津観光公社は最初の入浴について、まず頭や首に湯をかけ、はじめは半身浴にして、5〜10分ほどで上がるよう勧めています。銀はこの湯で変色することがあるので、アクセサリーは外してから入りましょう。お酒を飲んだあとの入浴もやめておいてください。目については、TripAdvisorに投稿した海外の旅行者がこう注意しています。「少し痛むかもしれないので、目に入らないように気をつけて!」
もっと広いお風呂やロッカーがほしいなら、草津観光公社が運営する日帰り温泉が3つあり、どの施設にも広い浴場とロッカーがあります。体を洗う場所があるのは大滝乃湯と御座之湯です。3施設とも、入れ墨があっても入浴を断られることはありません。御座之湯は湯畑のすぐそばにあり、2種類の源泉の湯を使った内湯に入れます。湯畑から歩いて7〜8分の大滝乃湯には、合わせ湯があります。源泉を湯船から湯船へと順に流していくので、湯船ごとに少しずつ熱が逃げ、約38℃から46℃まで、それぞれ温度が違います。公社が勧めているのは、いちばんぬるい湯船から入って、ひとつずつ熱い湯船へ移っていく入り方です。3つ目の西の河原露天風呂には、次のステップで向かいます。
ステップ4:西の河原公園まで歩いて下る
湯畑から西の河原通りを西へ、歩いて10分ほどです。西の河原公園に着くと、景色ががらりと変わります。
地面のあちこちから湯がしみ出し、岩と松のあいだに湯気が立ち、集まった湯は湯川という温かい川になって流れていきます。この場所は昔、鬼の泉水とも呼ばれていました。ここで大声を出すと鬼が出る、という言い伝えがあり、公園にはいまも鬼の茶釜、鬼の相撲場といった名前が残っています。途中の小高いところにはベルツ博士の胸像があり、そばに博士の記念碑が立っています。

公園のいちばん奥にあるのが、西の河原露天風呂です。湯船は男湯と女湯を合わせて約500平方メートルあり、運営する草津観光公社は日本でも有数の広さの露天風呂だと紹介しています。湯は万代源泉から引いていて、地面から出てくるときは約94.5℃あります。湯船に入れる前にプレート式の熱交換器を通して約60℃まで下げ、その熱を水道水に移しています。源泉と水道水が混ざることはありません。温められた水道水も約60℃になり、町はそれを給湯として家々に送っています。
湯川をさらに下って温泉街を過ぎたあたりには中和工場があり、酸性の水に石灰石の粉を入れて中和しています。工場ができたのは1964年で、国土交通省は、酸性の川を中和するために造られた世界で初めての工場としています。
ステップ5:日が暮れてからの湯畑
暗くなってきたら、坂を上って湯畑へ戻りましょう。日没から24時まで、源泉や湯樋、湯けむり、湯滝が明かりに照らされ、色がゆっくりと移り変わります。照明をデザインしたのは面出薫さんで、点灯が始まったのは2016年12月です。面出さんの言葉を借りれば、「湯けむりは自然が創りだす三次元スクリーン」です。草津町が特に勧めているのは、日が沈んだ直後の薄暮の時間です。冬には湯畑の隣の湯路広場に大きなツリーが立ち、イルミネーションで彩られます。また、ほぼ毎月1回、光泉寺の山門の下の石段に1,200個以上のキャンドルがともる夜があります。

夕方からの湯畑について、じゃらんに投稿した日本人はこう書いています。「観光バスが去り、日帰り観光の方々が去り、日が暮れると、とても雰囲気のある ライトアップされた湯畑 泊まるのが前提ですが!」ただ、夜ならいつも空いているとはかぎりません。湯畑についての日本人の口コミ249件のうち5件には、日が暮れると湯畑が空いてくることや、そのために遅い時間に行くのがよいことが書かれていました。夜も混んでいたと書かれていたのは10件で、そのうち4件は夕食のあとの時間帯か、週末や連休のことでした。
24時になると明かりが消えます。それでも湯は、暗がりの中で湯樋を流れつづけています。
訪れた人の声
草津を訪れた海外の旅行者の投稿111件を、TripAdvisor、Google マップ、Reddit、台湾の掲示板の日本旅行の板から集め、書いた人が旅をどう感じたかで分けました。
「行ってよかった」に入った投稿では、書いた人が湯や湯畑、温泉街をほめていました。草津ともうひとつの温泉地のどちらにするか迷っている人に、Redditでコメントを返した海外の旅行者はこう書いています。「お風呂の種類も、湯の熱さも、泉質もいろいろで、共同浴場に露天風呂、川沿いのお風呂、ホテルの中のお風呂まであります。町もこぢんまりしていて、見て回ったり散歩したりするのにちょうどいいです。」行く価値はなかったと書かれた投稿は4件で、いちばんの理由は1件ずつ違いました。往復8時間の移動は長すぎた、硫黄のにおいと物価が気になった、小さな子ども連れには勧めない、という声が1件ずつありました。最後の1件は、2015年6月に訪れたときに火山へ上るバスが走っておらず、お風呂のほかにすることが少なかったという投稿です。
じゃらんとフォートラベルに日本人が書いた湯畑の口コミを数えても、割合はほぼ同じでした。
249件のうち、がっかりした気持ちが書かれていたのは7件で、そのうち4件はおもな理由が混雑や行列でした。その4件のひとつで、じゃらんに口コミを書いた日本人は「昼間は、とにかく人が多いです。湯畑に行くなら、深夜・早朝がよろしいかと思います。」と勧めています。
海外と日本の旅行者がそれぞれ何にがっかりしたのか、湯畑が比較的すいている時間帯はいつなのかは、草津温泉は行く価値がある?でくわしく紹介しています。
知っておくと安心なこと
草津には鉄道の駅がありません。東京の上野から特急「草津・四万」に乗ると、長野原草津口まで約2時間20分です。全席指定で、2026年10月の時刻表では上野発10:00と12:10の列車が毎日走り、土日祝日やそのほかの一部の日には臨時の列車も出ます。JR高崎線で上野から高崎まで約1時間45分、そこでJR吾妻線の普通列車に乗り換えて長野原草津口まで約1時間30分、という行き方もあります。長野原草津口駅からは、JRバスで草津温泉バスターミナルまで約25分、運賃は780円です。このバスは予約ができず、満席になると次の便を待つことになるので、バス停に並んで待ちましょう。交通系ICカードも使えます。JR EAST PASSなら特急とこのバスの両方に、ジャパン・レール・パスなら特急とJRバスの一般路線のほとんどに乗れますが、JR東京ワイドパスで乗れるのは特急だけです。
乗り換えなしで行くなら、バスタ新宿と東京駅から高速バスの上州ゆめぐり号・東京ゆめぐり号が出ています。途中で20分の休憩をはさみ、所要は4時間あまりです。座席は指定制で、通常の運賃は日にちや便によって3,700〜4,000円です。北陸新幹線の軽井沢駅からも草津行きのバスがあり、約1時間20分〜1時間35分、運賃は2,240円です。行きか帰りに軽井沢へ寄ることもでき、軽井沢については軽井沢は行く価値があるかの記事にまとめています。草津温泉バスターミナルにはコインロッカーがあり、そこから湯畑までは歩いて5分ほどです。スーツケースを持って電車やバスに乗るのが気になるなら、荷物やICカード、レールパスについて日本の乗客がどう感じているかを紹介した記事も読んでみてください。
帰りの時刻も先に確かめておきましょう。2026年10月の時刻表では、毎日走る上りの特急の最終は長野原草津口15:43発で、これに間に合うバスは草津を14:40に出ます。東京へ直行する高速バスの最終は、草津17:30発です。
草津を訪れる人の多くは泊まりがけです。町の集計では、2025年度の観光客は延べ4,053,223人で、そのうち2,713,327人が宿泊客でした。同じ2泊でも、感想が正反対だった2人がいます。TripAdvisorに投稿した海外の旅行者は、2泊はたぶん少し長すぎたと振り返り、「丸1日あれば十分です。」と書きました。一方、じゃらんに口コミを寄せた日本人の感想は「2泊では足らなくて…」でした。旅館に泊まるなら、出かける前に旅館の人が泊まり客に望んでいることを読んでおくと安心です。
おもな入浴施設の料金と営業時間は次のとおりです(2026年10月時点)。
- 大滝乃湯:大人1,200円、子ども600円、9:00〜21:00(最終入館20:00)
- 御座之湯:大人900円、子ども450円、4月〜11月は7:00〜21:00、12月〜3月は8:00〜21:00(最終入館20:30)
- 西の河原露天風呂:大人800円、子ども400円、4月〜11月は7:00〜20:00、12月〜3月は9:00〜20:00(最終入館19:30)、毎月第2水曜日は17:00まで
- 3施設に1回ずつ入れる共通券:大人2,100円、子ども1,050円、有効期限なし
- 無料の共同浴場:白旗の湯8:00〜23:00、千代の湯6:00〜23:00、地蔵の湯8:00〜22:00(どこも、おもに午前中に掃除で入れない時間があります)
子ども料金は3歳から小学生までです。大滝乃湯ではタオルのセットを250円で借りられますが、御座之湯と西の河原露天風呂はタオルの販売だけ(フェイスタオル380円)なので、自分で持っていくと節約になります。支払いは3施設とも、クレジットカード、交通系ICカード、一部のQRコード決済が使えます。大滝乃湯は12月にメンテナンスのための休館があります。西の河原露天風呂には洗い場がないので、湯船に入る前にかけ湯をしてください。特定の日を除き、毎週金曜日の17:30から、西の河原露天風呂の男湯が混浴になります。男性には湯あみ着の貸し出しがあり、女性は湯あみ着を400円で借りるか、水着を持っていきます。草津観光公社は、入浴は1日3回までにして、上がり湯はさっとすませ、温泉の成分を肌に少し残すよう勧めています。
入れ墨については、施設によって事情が違います。日帰り温泉の3施設は、よくある質問のページで、入れ墨のある人の入浴を断っていないと答えています。無料の共同浴場については公表された決まりが見つからなかったので、入口の掲示を読んでから入ってください。旅館はそれぞれ独自の決まりを設けているので、泊まる宿に聞いてみましょう。日本の温泉と入れ墨についてもっと知りたいときは、温泉と入れ墨の記事をどうぞ。
熱乃湯の「湯もみと踊り」ショーは毎日あります。2026年10月と11月の公演は9:30、10:00、10:30、15:30、16:00、16:30で、10月の一部の日には15:00の回も加わります。冬は時間が変わり、2025年12月〜2026年2月は午前の公演が10:00、10:30、11:00でした。出かける前に最新の予定を確かめてください。チケットは各回の30分前から熱乃湯でだけ売り出され、予約はできません。料金は大人700円、小学生350円で、支払いは現金かPayPayだけです。会場の定員は200人です。湯もみ体験は毎週日曜と月曜の11:30〜13:00(最終受付12:50)で、小学生以上ならだれでも300円で参加できます。
湯畑と西の河原公園はいつでも無料で入れて、どちらも日没から24時までライトアップされています。湯畑の2か所の足湯も無料で、24時間使えます。
草津は標高約1,200mの高原にあり、一年じゅう涼しい町です。気象庁の平年値(1991〜2020年)では、草津の年平均気温は7.6℃、1月の平均気温はマイナス4.1℃です。晩秋から春にかけては暖かい服を重ね、滑りにくい靴で出かけましょう。冬に車で行くなら、草津温泉観光協会はタイヤチェーンかスタッドレスタイヤを用意するよう呼びかけています。道路は雪が踏み固められていたり、凍っていたりすることが多いからです。北の志賀高原へ抜ける山道の国道292号は、冬のあいだ通行止めになり、2026〜2027年の冬は11月11日から4月21日までの予定です。草津の町へ入る道は冬も通れて、電車とバスも冬じゅう走っています。いつ行くかまだ迷っているなら、月ごとの混み具合や天気、旅行者の迎えられ方をまとめた記事が参考になります。
町の上にそびえる草津白根山は活火山です。2026年10月の時点で、気象庁は2つの峰とも噴火警戒レベルをいちばん低い1としています。町は、湯釜の火口からおよそ500m以内への立ち入りを規制しています。町から火山へ向かうJRバスは、国道292号の道路状況のため当面運休しています。山頂の近くまで行けるかどうかは火山の活動と季節によるので、山へ上る計画を立てる前に、草津町のサイトで確かめてください。
草津の温泉街は、湯畑を中心に広がっています。温泉地をいくつか回る計画なら、ほかの町のガイドもあります。兵庫の城崎温泉は川沿いの町に7つの外湯があり、浴衣姿の人たちがそのあいだを歩いて回ります。九州の別府温泉では、湯に入る前に、湯気を上げる「地獄」を見て回れます。銀山温泉は、雪国にガス灯のともる通りが1本だけ続く温泉街です。東京からもっと近い箱根なら、登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、芦ノ湖を渡る船を1日で乗り継げます。四国の道後温泉には、いまも毎日使われている歴史ある公衆浴場があります。
草津温泉観光協会は、草津を有馬・下呂と並ぶ日本三名泉のひとつとしています。あとの2つは有馬温泉と下呂温泉の記事で紹介しています。スノーモンキーで知られる地獄谷は山の向こうの長野県側にあり、長野駅から向かいます。冬は草津から山を越える道が通行止めになります。
最終確認:2026年10月
公式サイトは、草津温泉観光協会がkusatsu-onsen.ne.jp、日帰り温泉の3施設がonsen-kusatsu.com(英語のページもあります)、草津町がtown.kusatsu.gunma.jpです。
思いどおりにいかないとき
お昼どきに着くと、湯畑のまわりの飲食店に行列ができていることがあります。お昼に着いたある日本人は、食事のできる店を2時間探して歩き、午後1時すぎには閉める店も出てきたと、じゃらんの口コミに書いていました。正午より少し前に着けば、昼食をとりやすくなるかもしれません。泊まるなら、じゃらんに口コミを書いた別の日本人の「夕食は宿泊先のホテルにしておくて楽かもしれませんね」という提案も参考になります。
湯が思ったより熱かったり、肌がしみたりすることもあります。草津温泉観光協会は、皮膚がとても敏感な人を、草津の湯での入浴を控えたほうがよい人に挙げていて、心配なら医師に相談するよう勧めています。しみたら湯から上がって、ひと休みしましょう。草津観光公社も、我慢して入りつづけないよう呼びかけています。次は短めの半身浴にして、大滝乃湯なら合わせ湯のいちばんぬるい湯船から始めてください。
湯もみショーが満席で入れないこともあります。午前も午後も公演は30分おきなので、たいていは次の回に入れます。次の回のチケットは、前の回が始まるのと同時に売り出されます。
冬の草津では、大雪もふつうのことです。町なかの道路や歩道は除雪されていますが、踏み固められた雪や氷は残っています。滑りにくいブーツをはいて、湯畑のまわりの階段はゆっくり歩いてください。車で行く予定だったなら、電車とバスか高速バスに切り替えれば、雪の山道を運転せずにすみます。
雨の日も、湯畑はライトアップされます。じゃらんに口コミを書いた日本人によると、平日の雨の日は人が少なく、「雨に烟るライト」が楽しめたそうです。冷えた体は町の共同浴場で温めた、とも書いています。
小さな子どもを連れて行くなら、熱いお湯が苦手な子には、木の桶に湯をくんで少し冷まし、まず体にかけてあげてください。草津温泉観光協会が紹介している方法です。大滝乃湯には、生後6か月くらいの赤ちゃんから入れます。日帰り温泉の3施設では、未就学の子どもなら親と一緒に異性のお風呂にも入れます。じゃらんに投稿した日本人は、駐車場から少し歩くことに触れて、「子連れは大変かも」と書いていました。泊まるなら、宿に送迎バスがあるか聞いてみてください。
1日しかないなら、特急より直行の高速バスのほうが町で長く過ごせます。東京からいちばん早いバスは正午ごろに着き、帰りの最終は17:30発です。座席は指定制なので、行きと帰りの両方を予約しておきましょう。昼食はできれば道中ですませて、着いたらまず湯畑へ向かいます。無料の共同浴場か御座之湯でひと風呂浴び、西の河原公園まで歩いて往復したら、帰りのバスの前に午後の湯もみショーを見られます。日の短い晩秋や冬なら、帰る前にライトアップが始まることもあります。特急で行く場合は、上野10:00発の特急と接続のバスで、町に着くのは午後1時少し前です。最終の特急に乗るには14:40のバスに乗る必要があるので、町にいられるのは2時間足らずです。
Sources:
- Agency for Cultural Affairs: Yubatake, Place of Scenic Beauty (Japanese): the designation on October 13, 2017 and its reasons, the Yubatake spring at 52.7°C and pH 2.1 with 4,040 liters a minute, the seven channels of about 40 meters in red pine more than 150 years old set up in the late 19th century, the gathering of yunohana and the waterfall, the water presented to Tokugawa Yoshimune in 1726 and 1743, the 1975 fence designed by the institute headed by Tarō Okamoto, and the 1491 naming of Kusatsu, Arima and Yushima (Gero) by Banri Shūkyū, a Zen monk who later returned to lay life
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Yubatake (Japanese, 2026-04-26): the name "a field where yunohana can be gathered," the hot spring town spreading out around Yubatake, and the five-minute walk from the bus terminal
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Hot spring sources (Japanese), Kusatsu Onsen (Japanese) and Water quality and how to bathe (Japanese): the water piped from below the waterfall to Chiyo no yu and to inns, Kusatsu counted among Japan's three famous springs with Arima and Gero, very sensitive skin listed among the conditions for which bathing is not advised, with the suggestion to ask a doctor, and the tip of cooling water in a bucket for children who find it too hot
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Kusatsu Onsen Magazine, spring to autumn 2026 (PDF, Japanese, data as of 2026-03-31): Yubatake and Sainokawara Park open at all hours and free, lit from sunset until midnight, Sainokawara Park about ten minutes' walk from Yubatake, and yumomi as a way to cool the spring without adding water
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Kusatsu Jikan magazine, spring to autumn 2017 (PDF, Japanese): the Yubatake lighting switched on on December 24, 2016, designed by Kaoru Mende, his words about the steam as a three-dimensional screen, and the change of scenery on the walk along Sainokawara-dori
- Netsunoyu: History of yumomi (Japanese): boards about 180 centimeters long, why the water is stirred instead of thinned with water, the softer feel and the warm-up before bathing, the show since 1960, the hall rebuilt in 2015, and the time bath, jikan-yu, which Netsunoyu calls dentō-yu, with its ladles, the leader's call and three-minute soaks
- Netsunoyu: Yumomi and dance show (Japanese), show calendar (Japanese, viewed 2026-10-17), October 2026 schedule (PDF, Japanese), hands-on yumomi (Japanese) and group terms (Japanese): the program, show times for October and November 2026 with the extra 15:00 shows in October, extra shows on busy days, winter times from December 2025 to February 2026, 700 and 350 yen in cash or PayPay only, tickets from 30 minutes before each show with no reservations, room for 200, and the hands-on yumomi on Sundays and Mondays from 11:30 to 13:00 for 300 yen
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Yukemuri-tei footbath (Japanese, 2025-12-25) and Taki no yu footbath (Japanese, 2025-12-28): free footbaths at Yubatake, open 24 hours, and the cypress pavilion recreating an Edo-period public bath
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Shirahata no yu (Japanese, 2025-12-25), Chiyo no yu (2025-12-25) and Jizo no yu (2025-12-28): opening hours, distances from Yubatake, baths set up for residents and looked after by them, no lockable lockers, and cleaning mostly in the morning
- Kusatsu Onsen Senshitsu Shugi (Kusatsu Onsen Tourism Association with the ryokan cooperative and chamber of commerce): Yubatake and the public baths (Japanese), history (Japanese) and sustainability (Japanese): yunohana scraped off by hand every two months, about 6,000 tubs of 95 grams, the three public baths open to visitors, the requests to bathers there and the reason given for them, the 100 names carved in 2000, and the alga on the rocks
- Kusatsu Town: About Kusatsu Onsen (Japanese, updated 2025-04-04): pH around 2.0, the five-sun nail that dissolves in the Yukawa in about ten days, the 19 public baths of which some are free, and the Bandai spring at about 94.5°C cooled to about 60°C in a plate heat exchanger
- Kusatsu Town: Hot water supply (Japanese): the tap water warmed to about 60°C by the Bandai spring and supplied to homes
- Kusatsu Town: Otakinoyu (Japanese, updated 2025-09-19): the maintenance closure of Otakinoyu in December
- Kusatsu Town: Yubatake (Japanese, updated 2025-03-28), 100 people who walked in Kusatsu (Japanese) and Bälz Memorial Museum (Japanese, updated 2025-04-28): the town's recommendation of the twilight after sunset, the names on the fence including Dr. Bälz and his wife Hana, and Bälz's first visit in 1878 and his teaching in Tokyo
- Kusatsu Town: Town charter (Japanese): the 1979 charter and Higashiyama Kaii's translation of the inscription on the Spital Gate in Rothenburg
- Kusatsu Town: Yumomi and dance (Japanese, updated 2025-03-28): the folk song Kusatsu-bushi, beginning "Kusatsu yoi toko, ichido wa oide," sung together in Kusatsu's old group bathing, and the yumomi shown at Netsunoyu
- Kusatsu Town: Visitor numbers for fiscal 2025 (Japanese, 2026-04-15) and Monthly visitor numbers (Japanese): 4,053,223 visits, a record for the third year in a row, of which 2,713,327 were overnight stays
- Kusatsu Town: To everyone using the public baths (Japanese, updated 2026-03-30) and Yunohana (Japanese, updated 2026-04-27): the poster asking bathers to pour hot water over themselves, keep towels out of the bath and use the public baths with thanks, with a local greeting a traveler in the bath (「どこから来ました?いい風呂でしょう。ゆっくりしていきなさいな。」), and yunohana sold in 95-gram tubs for 1,400 yen with a warning about metal
- Kusatsu Tourism Public Corporation: Otakinoyu (Japanese), Otakinoyu guide (Japanese), Goza no yu guide (Japanese), Goza no yu in English, Sainokawara open-air bath (Japanese), Sainokawara hot spring (Japanese), Sainokawara mixed bathing (Japanese) and the three-bath pass (Japanese): prices, opening hours, towels and payment, the awase-yu pools from about 38°C to 46°C entered from the coolest, Goza no yu rebuilt in 2013 with two springs, the Sainokawara bath of about 500 square meters on the Bandai spring with no washing area, the Friday mixed bathing, and the 2,100-yen pass
- Kusatsu Tourism Public Corporation: FAQ for Otakinoyu (Japanese), Goza no yu (Japanese) and Sainokawara (Japanese), notices (Japanese, 2026-07-26), How to bathe (Japanese) and Otakinoyu in English: guests with tattoos not turned away, lockers and places to wash, the 17:00 closing at Sainokawara on the second Wednesday, the advice on bathing in Kusatsu's water and after drinking alcohol, the warning to remove jewelry because silver tarnishes, babies of about six months and older, and preschool children in the bath of the opposite sex with a parent
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Sainokawara Park (Japanese, 2026-04-26), Bälz monument (Japanese) and Kōsenji (Japanese): the springs and the Yukawa, the name Oni no Sensui and the tradition of not raising your voice, the bust of Dr. Bälz and the monument to him, and the temple above the Yubatake spring
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Yubatake Christmas tree (Japanese, 2026-10-13) and Yubatake candle evenings (Japanese, 2026-03-13): the tree in Yuro Square and more than 1,200 candles on the steps below Kōsenji on one evening in most months
- Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism, Kanto Regional Development Bureau: Neutralizing acidic rivers (PDF, Japanese): the Kusatsu neutralization plant of 1964, the first in the world built to neutralize an acidic river, adding powdered limestone to the Yukawa
- JR East: Limited express Kusatsu-Shima and JR East timetable, October 2026 (Japanese): about 2 hours 20 minutes from Ueno to Naganohara-Kusatsuguchi, all seats reserved, the departure times and the last daily train back at 15:43
- JR Bus Kanto: Naganohara fare table (PDF, Japanese, from 2025-04-01), Joshu Yumeguri highway bus (Japanese), Naganohara-Kusatsuguchi to Kusatsu Onsen timetable (Japanese, from 2025-12-22), route bus timetables (Japanese, viewed 2026-10-17) and JR East Pass bus routes (PDF, as of February 2026): the 780-yen bus of about 25 minutes that cannot be reserved and takes no more passengers once full, the 14:40 bus that meets the last daily express, the highway bus fares and times including the earliest arrivals around noon and the last bus back at 17:30, the bus to the volcano suspended for the time being because of road conditions on National Route 292, and the bus covered by the JR East Pass
- Visit Gunma: How to get to Kusatsu (2024-03-28) and Japan Rail Pass: Conditions for use: the bus terminal with coin lockers, the passes that cover the train, and JR Bus local routes covered by the Japan Rail Pass except some
- Kusatsu Onsen Tourism Association: Access by train (Japanese), Karuizawa to Kusatsu timetable (PDF, Japanese, from 2026-10-01) and Driving on snowy roads (Japanese): the JR Takasaki Line from Ueno to Takasaki in about 1 hour 45 minutes and local trains on the Agatsuma Line from Takasaki in about 1 hour 30 minutes, the buses from Karuizawa at 2,240 yen, the request to carry chains or use studless tires, and the cleared but snow-packed roads
- Gunma Prefecture: Winter road closures for 2026 to 2027 (Japanese, 2026-10-14): National Route 292 closed from November 11, 2026 to April 21, 2027, as planned
- Japan Meteorological Agency: Volcanic warnings for Kusatsu-Shirane (Japanese), Mt. Motoshirane (Japanese) and climate normals for Kusatsu (Japanese): alert level 1 for both peaks, and the yearly average of 7.6°C and January average of minus 4.1°C for 1991 to 2020
- Kusatsu Town: Trial opening near Mt. Kusatsu-Shirane (Japanese, 2026-10-08): the area within about 500 meters of the Yugama crater kept closed
- Japan National Tourism Organization: Kusatsu Onsen: the town without its own railway station
- 草津温泉は行く価値がある?(WMJS): このページの「訪れた人の声」の節にある2本のゲージと、夜の湯畑についての口コミの件数は、この記事から取っています。このページで紹介した訪れた人の言葉も同じ投稿と口コミから引いていて、それぞれ投稿されたサイトの名前を添えています。
画像クレジット:湯畑の湯樋(一番上の大きな写真)、湯樋の先の湯滝、西の河原公園、夜の湯畑の写真は Aspere 撮影、CC0 / public domain、Wikimedia Commons より。熱乃湯の湯もみの板の写真は Σ64 撮影、CC BY 4.0、Wikimedia Commons より。
WMJSは日本人が英語で書き、AIの力を借りて日本語にしています。日本人の目で確かめていますが、翻訳の癖が残っている文があるかもしれません。気になる一文があれば教えてください。一文で十分です。
ありがとうございます。ひとつひとつ、人が読みます。
実際の声
それ、行く価値ある?
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