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The dry rock garden at Ryoan-ji in spring, a sweep of raked white gravel with weathered stones and a flowering cherry tree over the temple wall
日本の仕組み著者 Kei · 日本生まれ、日本育ち更新 9 分で読める

龍安寺の石庭は行く価値がある?日本人の口コミにだけ出てくる不満

龍安寺と聞いて思い浮かぶのは、たぶんあの写真です。筋目を引いた白い砂利の長方形に、15個の石が置かれた庭です。京都市観光協会の公式観光サイトも、この石庭を日本でいちばん名高い石庭として紹介しています。

では、実際に行った人はどう受け止めたのでしょうか。海外の旅行者の声も日本人の口コミも、大半は好意的でした。分かれ方は下の二つの温度計で見られます。どちらにも好意的ではない声が少しあり、混雑していたことと、庭の意味が自分には伝わってこなかったことは、両方に共通する不満です。そのほかに一つだけ、日本人の口コミにしか出てこない不満がありました。

行く価値はある?(訪れた人自身の言葉で)

最初の温度計は、実際に龍安寺を訪れた海外の旅行者の声です。感想の分かれ方は次のとおりでした。

行く価値あり。評判どおりの静けさだった
68%
穏やかで心地よい。ただ、京都のほかの寺と見分けにくい
10%
がっかり。石と砂利だけで、名高い庭にも心が動かなかった
22%
声の出どころ:龍安寺を実際に訪れ、Reddit、TripAdvisor、台湾の旅行掲示板に感想を書いた海外の旅行者です。40件の声を集計しました。アンケート調査ではなく、実際の口コミを集めたものです。ほとんどが行くと決めて足を運んだ人の口コミなので、好意的な声が多めに出ます。

40件のうち、否定的な声は9件です。この9件のなかに、庭が思っていたより小さかったという話は一つもありません。TripAdvisorに口コミを書いた人のひとりは、「なぜこんなに騒がれているのか、よく分からない」と書き、「とにかく、まったく面白いと思えなかった」と続けています。別の人の口コミには、「私にとっては、何の価値もない」、「私にとっては、石が4つあるだけの庭。私には過大評価に思える」とあります。3人目はバスの団体客でとても混んでいたときに訪れた人で、「石庭には見るべきものが何もない」という感想を残しました。

肯定的な声は40件中27件でした。そのうち5件は、庭を眺めるだけでなく、その前に座ったり瞑想したりして過ごしています。開門と同時に入ったという人たちのTripAdvisorの口コミには、「ただ黙って座り、その緻密さをじっくり味わえるとき、石庭はすばらしかった」とありました。Redditにコメントを寄せた人は、庭の前で20分ほど瞑想できたそうで、そのひとときを「とても穏やか」だったと表しています。

同じ石を見た日本人は、口コミに何を書いたか

日本人の旅行者も、同じ石を見て、旅行サイトに自分の口コミを残しています。129件の声の分かれ方はこうなりました。

心に残った。名所なのに落ち着いていて、静けさそのものが魅力
80%
時と場合による。混み具合や訪れる時間しだいで、石だけでは物足りない人も
11%
期待外れ。いちばん多い理由は、思っていたより庭が小さかったこと
9%
声の出どころ:龍安寺を訪れた日本人の旅行者が、口コミサイトのじゃらんとフォートラベルに書いた声です。129件を集計しました。アンケート調査ではなく、実際の口コミを集めたものです。行くと決めて足を運んだ人の口コミなので、好意的な声が多めに出ます。

129件のうち、否定的な口コミは12件でした。その半分にあたる6件が残念がっているのは同じ点で、庭が思い描いていたより小さかったことです。じゃらんに投稿した50代の人は「お庭は確かに綺麗なのですが、想像してるよりは小さく迫力もイマイチに感じました。」と書く一方で、それでも一度はゆっくり座って眺める価値のある庭だ、とも添えています。同じくじゃらんに投稿した20代の人の口コミは、「石庭はよく手入れされていてとても綺麗でした。でも、テレビなどで見るより現実は結構小さい印象でした。」というものです。もう一人のじゃらんの投稿者も、「思いの外コンパクトなものであった」と記しています。

最初の温度計に出てきた海外の否定的な声9件には、庭の大きさに触れたものがありませんでした。混雑と、庭の意味が伝わってこなかったという不満は、海外の声にも日本人の声にも出てきます。日本人の口コミには、ほかに1件ずつの不満もありました。紅葉の時期の掃除で出た袋が置きっぱなしになっていたこと、冬の縁側が寒かったこと、襖絵が公開されていなかったことです。

縁側から見た龍安寺の石庭。苔のついた石の組のまわりを、筋目を引いた白い砂利が囲む枯山水
縁側からの眺め。ここで紹介した口コミの多くが書いているのは、この景色です。Photo by DXR / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

石庭は、どんな庭なのか

石庭は、白い砂利に筋目を引いた長方形の庭で、三方を土塀に囲まれています。寺の公式サイトによると広さは約248平方メートルで、ダブルスのテニスコートより少し狭いくらいです。そこに15個の石が、いくつかの小さな組に分けて置かれています。縁起のよい数にちなんで、「七五三の庭」という別名もあります。

龍安寺そのものは、1450年に大名の細川勝元が創建しました。ところが石庭のほうは、いつ作られたのか、誰が設計したのか、何を表そうとしたのかが、はっきりとは分かっていません。京都市観光協会の公式観光サイトはそう説明したうえで、この庭を「石の説法」と呼んでいます。

この庭でいちばんよく知られているのは、どの角度から見ても15個の石を一度に全部は見られない、という点です。京都市観光協会の公式観光サイトにも、そう紹介されています。TripAdvisorに口コミを書いたある人は、数えた結果を「角度を変えて何度数えても、見えるのはいつも14個だけだった」とまとめていました。一方、フォートラベルに口コミを書いた日本人のひとりによれば、縁側の端に寄らず、部屋のほうへ下がってみると、15個すべてが見える場所があるそうです。

写真に写るのは石庭だけですが、境内を歩いた人の口コミを読むと、龍安寺の見どころは石庭だけではないことが分かります。境内の鏡容池はまわりをもみじが囲み、秋にはとくに見事です。石庭から見て方丈の向こう側には、蹲踞(つくばい)と呼ばれる石の手水鉢があります。中央の四角い水穴のまわりに四つの字が刻まれていて、水穴を「口」の字に見立てると、四つの字がこの「口」を共有して「吾唯足知(われただたるをしる)」と読めます。いまあるもので足りていると知る、という意味の言葉です。フォートラベルに口コミを寄せた別の日本人は、この蹲踞を「広大で素晴らしい龍安寺の敷地の中にある観光アトラクションの中で絶対見逃せないものの一つだと思います。」と書いています。

竹の筧から水が注ぐ龍安寺の石の蹲踞と、苔むした石のまわりに生える苔や背の低い草
方丈のそばにある石の蹲踞。方丈をはさんで石庭の反対側にあるので、石庭を見てすぐに引き返すと見落としてしまいます。Photo by Nekosuki / CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

龍安寺を気持ちよく楽しむための心得

拝観は、3月から11月は朝8時、12月から2月は朝8時半に始まります。TripAdvisorには、「必ず早めに、つまり10時前に着くように」と書いた人がいます。そうすれば「静けさを楽しみ、禅の庭をひとり占めできる」というのが、その理由です。

庭は、ひと目見て終わりにするより、少し時間をかけたほうが楽しめます。先ほど紹介したRedditの人は、庭の前で20分ほど過ごしていました。写真を撮るだけなら、ずっと短い時間で済むところです。縁側の上で場所を変えながら石を数えてみるのもいい過ごし方で、何度数えても14個になったら、それがこの庭で知られている見え方そのものです。

石庭は、目を見張るような見せ場のある場所というより、落ち着いて眺める庭です。写真でよく知っている人には、目の前の石が思い描いていたより小さく見えるかもしれません。それでも心配はいりません。鏡容池と蹲踞も同じ拝観料のなかで見られて別料金はかからないので、庭のあとにゆっくり回れます。

金閣寺もすぐ近くにあり、二つの寺を同じ日に回った人もいます。

二つの温度計を合わせて見ると、肯定的な声は、海外の旅行者が40件中27件、日本人が129件中103件でした。海外の旅行者の口コミには、庭の大きさの話は出てきません。一方で日本人の口コミには、思っていたより小さいと感じた人がほかにもいました。目の前の庭が小さく見えても、そう感じたのは自分だけではないので、安心して眺めてください。


短い日程で、どこを優先するか迷っていたら、まずは日本で本当に大切なことから。

出典

WMJSは日本人が英語で書き、AIの力を借りて日本語にしています。日本人の目で確かめていますが、翻訳の癖が残っている文があるかもしれません。気になる一文があれば教えてください。一文で十分です。

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