
石垣島は行く価値がある?海外と日本の声162件から見えた、川平湾の海と天気の当たり外れ
石垣島は、日本のいちばん南にある八重山諸島の玄関口で、亜熱帯の島です。東京よりも台北のほうが近くにあります。よく知られているのは、ターコイズブルーに光る湾と、マンタです。天気は同じ週のうちにも、雲のない晴れから大雨まで変わります。
那覇からさらに先へ飛ぶ便を予約する前に、まず気になるのは天気でしょう。ここの天気で旅が台無しになるのは誰にでも起きることなのか、一部の人だけなのか。有名な湾は写真と比べてどうなのか、なぜそこでは泳げないのか、沖縄のほかの場所にも足を延ばせるのにこの島で数日を過ごす価値はあるのか、という迷いもあると思います。この記事では、海外から訪れた人と日本人の旅行者、両方の声を集めました。
海外から訪れた人にとって、行く価値はあったか
海外からの旅行者の投稿を100件集めました。Reddit のコメント、Google マップに書かれた石垣島の口コミ、TripAdvisor に書かれた川平湾の口コミです。書いた人が石垣島への旅をどう感じていたかで、1件ずつ分けています。
がっかりした側の赤い帯は13件で、そのうち9件が天気かごみの話でした。Reddit にコメントしたある旅行者は、「石垣島はずっと雨と風と雲ばかり。太陽なんてちっとも出ない。島はまるで監獄みたい。中心の町はさびれていて、食べ物は高すぎる」と書いています。旅の途中で書き込んだ人の報告は、もっと細かいものでした。「けっこうひどいよ。日曜に着いてから今日まで、太陽を見たのは20分だけ。ほかの日も雨が降っていなかったのはたぶん1時間くらいで、あとはずっと降りっぱなし。2日前にシュノーケリングには行けたけど、それ以外は海が風でずっと荒れてる」
もうひとつの話題はごみで、二つのスレッドに浜辺や道ばたのごみの書き込みがありました。島のごみについてのスレッドには、「観光地でもそうでない所でも、ほとんどどこにでもごみがある(缶とか、ペットボトルとか…)。たとえば南城では、こんなに多かった覚えはない」という書き込みがあります。南城は沖縄本島の南部にある市です。スイスから TripAdvisor に川平湾の口コミを書いた人は、泳げないと知ってがっかりしていました。「駐車場とたくさんのお土産屋さんを抜けると、まずは夢のような浜が目に入ります。でも、ここでは泳げず、事実上ボート業者のためのものだと知って、すぐに幻滅しました」
残りの88件は、緑と中間の帯に入っています。その中には安全についての注意もありました。Google マップにスペイン語で口コミを書いた人によると、7月と8月はハブクラゲがいて、浜辺に網で囲った遊泳区域があるほど危ないそうです。季節外れの時期に行った人は、「『オフシーズン』だったけど最高だったし、日本のこういう一面を知れて本当に楽しかった…。暑すぎず(25〜30°Cくらい)、人も多すぎず、それでも浜で泳げて寒くもなかった」と振り返っています。沖縄本島と石垣島の両方を回った人の比べ方は、こうです。「実は本島より石垣島にいたほうが楽しかった。本島は東京や大阪ほど人が多くも都会的でもないけど、それでも石垣島に比べるとはっきり人が多くて、混んでいて、ごちゃごちゃしている」
Reddit には「石垣島は今まで行った中で最悪の島」という題のスレッドもあり、そこにはこんな返信がついていました。「石垣島は極楽だった❗️ … 川平湾はきれいだったし、そこにはすてきな神社もある」
日本人の旅行者はどう書いているか
同じ湾について、日本人の旅行者が書いた口コミも集めました。多くは TripAdvisor の日本語版にある、川平湾と石垣島の青の洞窟の口コミです。これに、日本の Q&A サイトで旅行者が旅の前に助言を求めたスレッドへの回答が加わります。読んでみると、先ほどの海外の声とは調子が違います。
日本人の投稿の半分近くは、中間の帯に入りました。読んでいくと、ほめる言葉と条件が、たいてい同じ口コミの中に並んでいます。川平湾の口コミをひとつ紹介します。「まずは一度は行くべき場所。本当にきれいな海です。あとは8月9月は暑すぎて、ここに居ることが耐えられません。しかも、海の周りには店もあまりない。自販機も2・3台程度。もし、夏にここに行くのであれば、水分補給の準備が必要です。」
石垣島の青の洞窟の口コミにも同じ形が見られ、こちらで条件になっているのは潮です。「満潮時と干潮時とではかなり印象が変わるとは思いますね。行った時は干潮時でしたので洞窟中までは海水がなく手前の窪みに海水が貯まってる感じでしたので青の洞窟感は薄い印象でした」 川平湾そのものについては、こう書いた人もいます。「天気のいい日にはグラデーションがとても綺麗に見えます。逆に言うと、天気によって綺麗かどうかかなり左右される。グラスボートも同様。」
条件をつけずにほめた緑の帯には、もう一度訪れた人の声も入っています。「20年ぶりに訪れた川平湾。天候にも恵まれ、エメラルドグリーンに輝く美しい絶景に心奪われました。」
赤い帯は8%で、海外の側の13%より小さくなっています。赤の5件を読むと、期待を裏切られて驚いたという言葉は少なく、中身はほかの青の洞窟との比較と、天気の見通しの悪さです。石垣島の青の洞窟の口コミには、こんな比べ方がありました。「本物のイタリアの青の洞窟はテレビでしか見たことしかありませんが、沖縄本島の青の洞窟と比べると、あまりオススメ出来ないと思いました。※潮廻りの条件は、とても良い日にかかわらずです。」
日本の Q&A サイトでは、雨の予報を心配する旅行者に次の回答がついていました。ここで言う南西は、沖縄や八重山など、日本の南西の島々のことです。「南西の天気はコロコロ変わります。晴れ予報でも大雨振ったり、予報も変わりますし、当たりにくいし。寒くないから、星空以外は雨でも楽しめるのでは。そもそも南西の天気は基本的に悪いです。沖縄は曇りがとても多いですよ。良い天気を狙って行くのはほとんど無理だと思いますので、何回も行くしかないかな。」
予約の前に知っておきたいこと
沖縄の公式観光サイト「おきなわ物語」は、川平湾を石垣島随一の景勝地と紹介しています。川平湾は於茂登岳とあわせて、1997年9月11日に国の名勝に指定されました。指定の範囲は、2015年10月と2016年10月の2回にわたって広げられています。同じ公式サイトによると、湾の中は潮の流れが速いため遊泳禁止です。海外から訪れた何人かが不満として書いていたのは、この決まりのことでした。泳ぐ代わりに、グラスボートのツアーで海の中の景色を楽しめます。SUP(スタンドアップパドルボード)ができる区域があったと書いた人もいます。泳げる浜を思い描いているなら、ここはボートで海を見る湾だと先に知っておくと、現地でとまどわずにすみます。
天気の不満のうちいくつかは、台風によるものでした。気象庁は、台風の中心が那覇から与那国島まで、県内8か所の気象官署などのどれかから300km以内に入ったとき、「沖縄県に接近した」と数えます。石垣島もその8か所のひとつです。1991〜2020年の平年値では、沖縄県に接近する台風は年に平均7.7個です。石垣市の2025年の入域観光客数は推計1,490,152人で、過去最多になりました。市の観光文化課が挙げた主な要因は三つで、空路の国際定期便が再開したこと、新しく就航した路線ができたこと、そしてその年は台風の接近による欠航がゼロだったことです。それまでの最多は、2019年の1,471,691人でした。こうした数字から、自分の旅の日に何が起きるかまでは分かりません。ただ、台風の接近は公式に記録され、確かめられる情報なので、飛ぶ前に見ておくと安心です。
石垣島を気持ちよく楽しむための心得
この旅でいちばん読めないのは天気です。できれば、天気の悪い日が1日あっても旅全体が台無しにならないくらいの日数をとっておいてください。海外の側にも日本の側にも、風や雨でグラスボートが出なかった、浜で遊べなかったという声があります。飛行機に乗る前には、台風の情報と便の運航状況を、その時点の最新のもので確かめましょう。とくに6月から10月は、気象庁の月ごとの平年値で台風の接近がいちばん多い時期です。
川平湾は、泳ぐ場所というより、ボートに乗って海を見る場所だと考えておくと楽しみやすくなります。風や天気でグラスボートが出ないときは、浜の上の展望台へ上がってみてください。この湾が有名になった眺めは、そこから見えます。曇りや雨の中でも眺めはよかったと、海外の側でも日本の側でも書いた人がいます。石垣島の青の洞窟では、天気と同じくらい潮が大事です。干潮のときに行ったら洞窟がほとんど青く見えなかったので、次は満潮のときに行きたい、と口コミに書いた日本人もいます。日本の Q&A サイトには、沖縄本島の青の洞窟を見たことがある人には石垣島の小ぶりな洞窟は少し物足りなく感じられ、それよりマンタのシュノーケリングツアーのほうが感動が大きい、という回答もありました。日差しへの備えもしておきましょう。6月から9月に泳ぐなら、網で囲われた区域の中で泳いでください。2026年の沖縄県のハブクラゲ発生注意報は、6月1日から9月30日まででした。
できれば、車の費用を予算に入れておくと動きやすくなります。車を使わずに石垣島で3日過ごした人は、1日に2〜3本しか走らないバスの路線もあり、途中で動けなくなってタクシーを呼ぶことになったと書いています。那覇と石垣を比べて、石垣市の街そのものはぱっとしなかったと書いた人も、島の見どころを楽しむには車か、自転車とたっぷりの時間が要ると書いていました。天気やごみ、移動の不便さを入れて数えても、先ほどの二つの温度計はどちらも、緑が赤より多くなっています。
石垣島は、沖縄県を広くめぐる旅の立ち寄り先のひとつにもなります。この記事で紹介した旅行者の中にも、沖縄本島を訪れた人がいました。琉球王国の歴史や美ら海水族館、那覇からの移動のことは、沖縄のガイドにまとめています。
出典
- 石垣市:文化財の保護(主に天然記念物・名勝):川平湾と於茂登岳が1997年9月11日に国の名勝に指定されたこと、2015年10月7日と2016年10月3日に追加指定があったこと
- 沖縄観光コンベンションビューロー 公式観光サイト「おきなわ物語」:川平湾:川平湾が石垣島随一の景勝地であること、湾内は潮の流れが速いため遊泳禁止で、代わりにグラスボートで海の中を見られること
- 沖縄気象台:沖縄県への台風の接近の定義(基準の気象官署など)・気象庁:平年値(1991〜2020年):沖縄県への接近は、台風の中心が石垣島を含む8か所の基準の気象官署などのいずれかから300km以内に入ること。1991〜2020年の月別平年値では6月から10月に接近が多い(月0.6〜2.2個。ほかの月はどれも0.4個以下)。同じ期間の平年値で、沖縄県に接近する台風は年に平均7.7個
- 沖縄観光コンベンションビューロー:ハブクラゲ発生注意報のお知らせ(2026-06-16):2026年の沖縄県のハブクラゲ発生注意報は6月1日から9月30日まで。前年は、海洋危険生物による刺咬症被害199件のうち81件がハブクラゲによるもの
- 八重山毎日新聞:入域観光客 過去最多 25年石垣市(2026-02-01):石垣市の2025年の入域観光客数の推計は1,490,152人で過去最多、それまでの最多は2019年の1,471,691人。市観光文化課が挙げた主な要因は、台風接近に伴う欠航ゼロ、空路国際定期便の再開、新規就航線の三つ(同紙の報道による)
WMJSは日本人が英語で書き、AIの力を借りて日本語にしています。日本人の目で確かめていますが、翻訳の癖が残っている文があるかもしれません。気になる一文があれば教えてください。一文で十分です。
ありがとうございます。ひとつひとつ、人が読みます。
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