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「すみません、写真撮ってもらえますか?」――日本人の本音
日本人が喜ぶこと 著者 Kei · 日本生まれ、日本育ち 更新 23 分で読める

「すみません、写真撮ってもらえますか?」――日本人の本音

この記事でわかること:

  • 290人の日本人が語った観光地での写真撮影の本音――温かいエピソードからリアルな不満まで
  • あなたの丁寧な写真のお願いが、日本人を嬉しくさせる理由(でもちょっとドキドキさせる理由も)
  • 親切心が空回りしてしまう「言葉のすれ違い」
  • 写真が一線を越えるとき――そしてその理由を説明する、ある日本の価値観

金閣寺にいるとしましょう。光がちょうどいい感じ。自撮りじゃなくて、ちゃんとした写真が欲しい。近くに感じのいい日本人がいる。でも、声をかけるのをためらってしまう。迷惑かな? 頼まれたら嫌じゃないかな?

安心してくださいね。実は、ほとんどの日本人は頼まれると嬉しいんです。一番の心配事は? あなたのお願いじゃなくて、自分の英語力なんですよね。そして、あなたのためらいと、日本人の隠れた「本当は助けたい」という気持ちの間にあるこのギャップこそ、日本の観光地で毎日起きている、小さくて温かい「すれ違い」なんです。

でも、日本での写真撮影には温かいことばかりじゃない一面もあるんです。ほとんどの旅行ガイドが触れない裏側があって、両面を理解することで、あなたの体験も(相手の体験も)もっと良くなりますよ。

4つの写真撮影シーンについて、日本人290人のリアルな声を集めてみました。

観光地での写真撮影について日本人はどう思っているのでしょうか?4つの場面について290人の日本人に聞きました。写真を頼まれるのは嬉しい人がほとんど(心配なのは英語のカウントダウン)。でも無断撮影には79%が本当に嫌な思いをしており、撮影スポットの独占には78%が困っています。線引きはシンプルです。まず声をかけて、場所を譲り合い、「ありがとう」を伝える。許可を得たカメラは人と人をつなぎます。許可のないカメラは、何かを奪われる気持ちにさせてしまうのです。


早わかりガイド

シチュエーション 日本人の声
🟢 安心 「写真撮ってもらえますか?」 ほとんどの人は喜んで手伝ってくれます。一番の心配は英語であって、お願いそのものではありません。スマホを笑顔で渡すだけで大丈夫ですよ。
🟡 知っておくと安心 相手の写真を撮ってあげようとする あなたの優しさが翻訳で消えてしまうことがあるんです。「写真撮りましょうか?」と英語で言うより、カメラを押すジェスチャーの方がずっと伝わりますよ。
🔴 気をつけたいこと 撮影スポットに長く居座る 日本人は本能的にスペースを分け合います。サッと撮ってサッとどく。それだけで、どんな完璧なアングルよりも静かなリスペクトが得られるんです。
🔴 知っておきたいこと 無断で人を撮影する これは日本人にとって本当に心が痛むことなんです。「撮っていいですか?」という小さなうなずきやジェスチャーひとつで、すべてが変わります。

ひとつだけ覚えておくなら: 日本では、写真撮影はカメラの問題じゃなくて「思いやり」の問題なんです。同じ行為(カメラを誰かに向けること)でも、ひと声かけたかどうかで、温かいつながりにもなれば、本当の不快感にもなるんですよね。


どうやって声を集めたか

写真撮影に関する4つのテーマについて、日本語で書かれた290件の声を集めました。写真を頼まれること(60件)、写真を撮ってあげようとすることと言語の壁(65件)、撮影スポットでのマナー(95件)、無断撮影(70件)。情報源は公開されている日本語のQ&Aサイト・掲示板・SNS、および日刊SPA!、文春オンライン、ダイヤモンド・オンライン、日経などの日本メディアです。

ひとつお断り: これは統計的に管理された科学的調査ではなく、日本人が公開の場で自分の言葉で語った声を集めたものです。英語のガイドブックは「無断で写真を撮るな」としか書いていませんが、私たちはその理由を伝えたかったんです。そして、ひと声かけるだけで、どれほどの温かさが待っているかも。


「写真撮ってもらえますか?」――思わず笑顔になる瞬間

正直なところ:ほとんどの日本人は、頼まれると嬉しいんです。

写真を頼まれることについての60件の回答のうち、大半がポジティブで、中には熱心な声もたくさんありました。でも、ここに日本ならではの面白いポイントがあるんです。不安を感じているのは、あなただけじゃない。日本人も不安を感じている――自分の英語力について。

喜んで手伝う
50%
どちらでも
22%
ちょっと困る
28%

旅行先の現地の人と写真を撮る、って普通じゃないですか。記念みたいなもんでしょ。

初めは心配でドキドキでしたけど、楽しくていい経験になりました。

「いいな!」と思って、目に留めてもらえたことは、すごく嬉しいです。

でも、この話が面白いのはここからなんです。ドキドキしているのはあなただけじゃない。日本人だって不安を感じている――自分の英語力について。

飲食店でアルバイトをしていて、外国人に写真撮影を頼まれた時の掛け声がわからなくて困りました。

「スリー、ツー、ワン」とシャッター押したのですが、他の方が撮ってるのを見たときワンツースリーでした。どちらが正解だったのでしょうか?

英語が苦手です。観光地でカメラを携帯しているため、頻繁に声がかかります。

最後の人、しょっちゅう頼まれている――それでも毎回「OK」と言ってるんですよね。これが日本人の反応を一言で表しています。助けたい気持ちがあって、温かくて、でも英語を間違えないかひっそり心配している。

💡 本当の不安の正体

日本人に写真を頼んだとき、一番の心配は「迷惑じゃないかな?」じゃなくて「英語のカウントダウン、合ってるかな?」なんです。「スリー、ツー、ワン」なのか「ワン、ツー、スリー」なのか、本気で悩んでいる人がいるんですよ。スマホを渡して、笑顔を見せるだけで大丈夫。あとはちゃんとやってくれますから。

こうすると喜ばれます: スマホを笑顔で渡すだけ。シャッターボタンを指さしてもいいですね。撮り終わったら「thank you」、できれば「ありがとうございます」と軽い会釈を添えれば、相手の一日がちょっと明るくなりますよ。ある人はこんな風に語ってくれました。

「なんたらかんたらピクチャー プリーズ」と同時にスマホを差し出されたので、これは写真撮ってくれって事だな!と理解し「OK!OK!」と返事しました。

「アリガトウゴザイマシタ」とカタコトの日本語でお礼されました。


「写真撮りましょうか?」――親切心が翻訳で消えるとき

これはちょっと意外かもしれません。日本人自身も、あとから思い出すと笑い話にしていることなんです。

展望台で自撮りに苦戦している日本人カップルを見かけて、「Shall I take your photo?」と声をかける。シンプルですよね?

でも、受け取る側ではどうなるかというと……完全にパニック。ということも少なくないんです。

英語で話しかけられた経験について65件の回答がありました。

嬉しい / 理解できた
29%
どちらでも
20%
混乱 / パニック
51%
51%について補足:この数字は、日本人がその好意を嫌がっているという意味ではないんです。「ネガティブ」な反応のほとんどは英語パニック――英語で話しかけられた瞬間にフリーズしてしまうこと――であって、親切さ自体への拒否反応ではありません。ちゃんと対応できなかったことを悔やんでいる人がたくさんいました。

言葉の壁が生み出す、ちょっと気まずくて、でもどこか愛おしい瞬間たち。

おもいっきり英語で話しかけられた事あるけど私英語まじでわからないので「ノー!スピーク!イングリッシュ!」って言ったら「ハハハ!オーケーオーケー!」って言われた

ソーリーソーリーと言って逃げる

緊張しすぎて、「アイアムカレッジ」(私は大学です)と言ってしまった

英語がひとつも思い浮かばなくて申し訳なくなった

そして、ここにひとつ興味深いポイントがあるんです。善意の訪問者がよく使う「May I take a picture?」というフレーズが、実は特定の誤解を生んでしまうんですよね。

May Iで質問すると「私があなたの写真を撮っていいですか」になってしまいますね。これは提案ではなく撮影許可になってしまいます。

統計が物語っています。日本人の45.8%が、英語での外国人との会話を断った経験があるそうです。理由のトップは?「コミュニケーションに自信がなかった」(76.5%)。でも――ここに希望があるんです――訪日外国人の70%は「日本人の英語は意外とわかりやすい」と評価しているんですよ。

自分の英語が伝わると考える日本人は約1割に過ぎないが、実際には7割の訪日外国人が「日本人の英語は意外と理解しやすい」と評価している

💡 自信のギャップは、言葉のギャップより大きい

自分の英語が通じると思っている日本人はわずか10%。でも、訪日外国人の70%は「日本人の英語は意外とわかりやすい」と言っているんです。本当の壁は語彙力じゃなくて、自信なんですよね。だからこそ、ジェスチャーの方が言葉より伝わることが多いんです。

A woman photographing red torii gates with her smartphone at a Japanese shrine
誰もが欲しがる一枚 — そして前にいる人への忍耐が試される瞬間 Photo by Daniel Bernard on Unsplash

こうすると喜ばれます: 英語は使わなくて大丈夫。誰かの写真を撮ってあげたいなら、相手のスマホを指さして、相手を指さして、シャッターを押すジェスチャーをするだけ。パントマイムは世界共通語ですから。ある日本人はこう言っていました。

単語ばかりでも身振りを交えたノリのいい子の説明の方が通じることが多い

対話って、ハートなんだな

💬 あなたはどう思いますか?

日本人の方:この行動をどう感じますか?外国人の方:日本でこんな経験ありませんか?

声を届ける →

みんなが待っている撮影スポット

ここから、温かい話の温度が少し下がります。日本の「共有空間」の価値観がくっきり見えてくるんです。

伏見稲荷で最高のスポットを見つけたとしましょう。あの有名なオレンジ色の鳥居のトンネル。あるいは、みんなが金閣寺の金色の楼閣を撮ろうと集まる、たったひとつの池のほとりのスポットにいるとしましょう。誰もがまったく同じ構図を待っているんです。光がちょうどいい。ポーズを決める。友だちが撮る。別の角度でもう一枚。ポーズを変えてもう一枚。動画も撮ろうか……

その間、あなたの後ろには:順番を待つ人がどんどん増えている。日本では、これが文化的な痛みに触れるんです。

撮影スポットでの行動について95件の回答がありました。

理解できる
4%
どちらでも
18%
困っている
78%

撮影スポット独占して同じ角度で何回も何回も自撮り写真撮ってる人達多くない?

長く撮影してない?終わるまで待とうとしたけど諦めて帰った人もいた

人気スポットだから可愛い景色なのは分かるけど写真撮るのに必死な大人達が子供達に遠慮させて陣取ってるの見ると悲しくなる

ある声が、その根底にある価値観をズバリ言い当てていました。

何枚撮っても使うの一枚ならパッと撮ってパッとどいて欲しい

これは単なる写真のマナーの話じゃないんです。日本人の深いところにある本能――譲り合い(ゆずりあい)、お互いに譲る文化につながっているんですよね。撮影スポットでも、列と同じように、文化的な期待は「自分の番が来たらサッと撮って、次の人に場所を空ける」ということなんです。

これは外国人観光客だけの問題じゃないと指摘する声もたくさんありました。

迷惑撮影してるのは外国人だけじゃなく日本人もいる

日本人だって海外行ったら知らぬ間に迷惑観光客になってると思うよ

でも、特に有名な場所では不満は確かにあるんです。複数の回答で具体的な場所が挙がっていました。富士山とローソンのビュースポット、京都の祇園、鎌倉のスラムダンクの踏切、桜の季節の蹴上インクライン、嵐山の狭い竹林の小径など。

観光地でウェディングフォトを撮っている人がいますが、はっきり言うと邪魔です。大体の人たちが長々と時間を使って撮影スポットを占領しているし、順番は抜かすし

ゆっくり眺めて雰囲気味わいたいのに、撮影で長々と占領されている

こうすると喜ばれます: 日本式のアプローチは、サッと撮って、確認して、すぐどく。もう一枚必要なら、一度下がってタイミングを待つ。これは急げということじゃなくて、分け合うということなんです。そして皮肉なことに、他の人の邪魔をする時間が短いほど、あなたがそこにいることをポジティブに感じてもらえるんですよね。

観光地なのでどこからとっても邪魔とは思いません。みんないろんな視点からいろんな思い出を残そうとしているし、そこは譲り合い


「いきなりカメラを向けられた」

ここが、データが最も強く語っている部分です。そしてほとんどの旅行ガイドが沈黙しているところでもあります。

無断で写真を撮られることは、多くの日本人にとって本当につらいことなんです。今回調べた4つの写真テーマの中で、最も強いネガティブな反応が出たのがこのテーマでした。

無断撮影について70件の回答がありました。

気にしない
1%
どちらでも
20%
つらい
79%

ここでの声は強いものがあります。京都の元舞妓さんたちが、日常的な体験を公に語っています。

私が現役の頃も盗撮されることは日常茶飯事でしたよ

急いでいるのに外国人観光客の方に道をふさがれて通れなかったり、追いかけ回されたりすることもよくありましたね

ひどいときは袖をつかまれて、着物が破れたこともあります

舞妓さんだけの話ではありません。観光地で着物を着ている人――浅草の浅草寺のようなお寺の周辺でレンタル着物を楽しんでいる普通の観光客であることも多い――も同じような経験を語っています。

浅草で着物着て歩いてたら、外国人にいきなりカメラ向けられた。声もかけずに。モデルじゃないんだけど…

敷地内に侵入して撮影したり、ゴミを置いていったり。商店街や電線に富士山を入れて撮るのが人気らしく、住宅街にある私の家の前でも撮影する人が増えました

子どもに関する懸念を指摘する声も複数ありました。

大阪の都市部、外国人が凄く多いのよね。制服を着た小学校の子ども達が集団でいると、珍しいから、写真撮ろうとするんですわ

この不快感の背後にある法的・文化的枠組みには名前があります。肖像権(しょうぞうけん)――自分の姿に対する権利。単一の法律ではありませんが、日本人が深く大切にしている原則です。

事前に声をかけて撮影許可を取るのが肖像権的に完全クリーン

「人の嫌がることはしちゃイケない」っていう、もう、根源的な価値観でいいと思うんですよね

こうした問題が続いたことを受けて、京都の祇園地区では、私道での舞妓・芸妓の撮影が正式に禁止され、違反者には1万円の罰金が科されるようになりました。

💡 肖像権――自分の姿を守る権利

日本には肖像権(しょうぞうけん)という考え方があります。自分の姿に対する権利のこと。単なる法律用語ではなく、「自分の姿は自分のもの」という深い価値観を反映しているんです。許可なくカメラを向けられると、それは「感謝」ではなく「何かを奪われた」ように感じてしまう。うなずき、笑顔、「撮っていいですか?」というジェスチャーひとつで、同じカメラが壁ではなく橋になるんですよね。

こうすると喜ばれます: 目を引く人がいたら――美しい着物を着た人、屋台の店主、かわいい制服の子ども――まず相手の目を見てみてください。笑顔と、カメラに向けた問いかけのジェスチャーは2秒で済みます。ほとんどの人は「いいですよ」と言ってくれます。ポーズを取ってくれる人だっています。そして、そうやって撮った写真は盗み撮りの何倍も素敵なものになります。写っている人が不快そうに目をそらすのではなく、あなたに向かって微笑んでくれているから。


文化のエンジン:日本で写真が「特別」に感じられる理由

では、これらすべてを貫くものは何なのでしょうか? なぜ同じカメラが、ある場面では温かさを生み、別の場面では苦痛を生むのでしょうか?

「お願いする」と「勝手に撮る」の違い

290件の回答すべてを貫くメッセージは、驚くほどシンプルです。ひと声かけたかどうか、それだけなんです。

写真を頼む → 温かさが生まれる。相手の写真を撮ってあげる → 最初は混乱しても、やがて感謝に変わる。サッと撮ってどく → 問題なし。無断でカメラを向ける → 本当のつらさ。

境界線はカメラじゃない。コミュニケーションなんです。

空気を読む

電車の中と同じように、「空気を読む」という概念は写真撮影にも当てはまります。にぎやかな観光地や人気のお寺の境内では、カメラは当たり前。お堀に映る白と金の大坂城の天守のような大きなランドマークは、いわば「撮ってください」と言っているようなものなんですよね。静かな住宅街では、そうじゃない。ランドマークでポーズを取っている人は、写真を撮られることを受け入れている。スーパーに向かって歩いている人は、そうじゃない。写真映えする神戸の北野エリアの小径を歩くと、絵になる異人館が並ぶ一方で、その多くは今も人が暮らす住まいだったりします。市街を見下ろす混み合った山の展望台も、人気のビュースポットと同じだけの気づかいが必要なんですよね。格子戸の続く高山の三町(さんまち)の古い町並みも同じで、絵になる町家のすぐ奥には今も家族が暮らしていて、あなたが切り取っているのは誰かの玄関先だったりするんです。茅葺き屋根の合掌造り集落・白川郷なら、それはなおさらです。絵はがきのような合掌造りの屋根の下では、いまも約500人が実際に暮らしていて、写真に写る家やお庭、干された洗濯物のほとんどは、日々の暮らしを送る本物の住民のものなんですよね。逆に、teamLabのような没入型デジタルアート美術館では、撮影はむしろ大歓迎なんです。作品そのものが、撮ってもらうことを前提に作られているからなんですよね。アートの島・直島では、ルールが逆向きに働きます ── 屋内の美術館の多くはカメラを完全にしまうようお願いしていて、だからこそアートは「写し取るもの」ではなく「歩いてくぐり抜けるもの」になるんですよね。秋葉原のようなにぎやかな街も、ネオンの通りや店構えは撮ってもらう前提でできていますが、店内撮影を禁止しているお店も多く、ビラを配る衣装スタッフも「小道具」ではなく働いている人たち。だから、ひと声「撮っていいですか?」が大切なんです。そして、東京の明治神宮の杜の参道や、御正宮の前でみんなが自然とカメラを下ろす伊勢神宮のような大きな神社では、この線引きがもう一段やさしく動きます。境内は自由に撮っていいけれど、聖なる中心に近づくほど、誰に言われるでもなく自然とカメラが下りていくんですよね。そして、写真映えで有名な奈良公園の鹿たちを撮るなら、いちばん優しい一枚は、お腹をすかせた鹿を待たせない一枚です ── まず鹿せんべいを見せて、向こうから来てくれたら、ポーズをもう一回ねばらずに、その瞬間をそのまま切り取ってあげてくださいね。本当の野生動物 ── たとえば地獄谷のスノーモンキー ── が相手なら、その控えめさはもう一段はっきりします。群れを取り囲んだり、一枚撮ろうとレンズを顔に近づけたりしない、ということなんですよね。回遊式の庭園では、線引きがまた少し動きます。銀閣寺では、熊手で整えられた「銀沙灘」とその砂の盛り山は、一方通行の小径の縁から撮るもの。砂そのものに足を踏み入れるのではなく、一枚撮ったら次へ進む、という見せ方になっているんですよね。

共有空間の本能

日本の公共空間は、お互いを思いやるという原則で成り立っています。撮影スポットは「先着順」じゃなくて、みんなで分け合うもの。期待されているのは「写真を撮るな」ということではなく、「後ろで誰が待っているか気にしてね」ということなんです。

これは、日本人が電車のマナーや、列の並び方や、コンビニでの振る舞いについて語ったことと直接つながっています。共通するのは思いやり――言葉にしなくても伝わる、他者への配慮なんですよね。


日本人が本当に伝えたいこと

290件の声をすべて読んで見えてきたメッセージは、「写真を撮るな」ではありません。もっと繊細なものです。

助けてあげたい――そしてもっと上手にできたらいいのに、と思っている。 これは日本人が本当に外国人と出会いたいと思っているかを聞いたときにも同じでした。助けたい気持ちはあるけれど、言葉の壁がそれを止めてしまっているんです。

写真撮りましょうか?と英語で言ったら、NO, Thank You!と、言われた。そこまでくると潔くていいのね

よく声をかけてくれるのは嬉しいけど、いつもどこから来たの?って聞くのやめーや、わたしゃ日本人や!笑

写真は旅行の一部だとわかっている――自分たちだってそうだから。

観光地なのでどこからとっても邪魔とは思いません。みんないろんな視点からいろんな思い出を残そうとしている

そしてお願いはたったひとつ。シャッターを切る前に、ほんの一瞬のつながりを。

事前に声をかけて撮影許可を取るのが肖像権的に完全クリーン

それだけなんです。ルールブックでもなく、禁止事項のリストでもなく、ただ「まずひと声かけて、スペースを分け合って、ありがとうを忘れずに」。


もっと日本人の声を読む

日本での日常生活について、もっと知りたいですか? 数百人の日本人のリアルな声をもとにした記事がこちらです。


あなたの体験を聞かせてください

日本で面白い写真エピソードがありましたか? 誰かを助けた、誰かに助けてもらった? ぜひ教えてくださいね。あなたの話が、文化の架け橋になります。

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Sources

Data Collection

290 Japanese-language responses were collected across four photography-related perspectives: being asked to take a photo (60 responses), language barriers when offering to help (65 responses), photo spot behavior (95 responses), and unauthorized photography (70 responses).

Sources by Platform

Public Q&A Sites, Forums & Social Posts

  • Public Japanese Q&A sites, forums, and social posts — first-hand opinions on tourist photography, language barriers at photo spots, and being photographed without permission.

News Media & Articles

Blogs & Personal Sites

Public Q&A Sites, Forums & Social Posts

  • Public Japanese Q&A sites, forums, and social posts — first-hand opinions on photo-spot behavior and street photography of strangers.

Surveys & Research

引用について

オンラインプラットフォームからの引用は、読みやすさのために軽微な編集(誤字修正、表記の統一等)を行っています。各コメントの意味や意図は変更していません。原文は上記リンクからご確認いただけます。

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